ICON のコンセプト

現在、Avid ICON コンソールを選ぶプロフェッショナルが、他のコンソール以上に多い理由は、サウンド・クオリティとワークフロー効率だけでなく、その独自の機能にあります。ICON を使用すると、エンジニア、ミキサー、エディターは、これまで想像し得なかった方法で作業できるようになります。

Pro Tools|HDをエンジンとする ICON コンソールは、楽曲の作曲からレコーディング、編集、ミキシング、アフレコやプリダブ、映像に対するサウンドのファイナライズまで、プロジェクトのすべての局面を 1 つの環境内で完遂できます。ラージフォーマットで拡張性の高い D-Control™ ES から、よりコンパクトでありながら拡張性も備える D-Command® ES に至るまで、この ICON により素晴らしい自由度と、他のコンソールを凌駕する Pro Tools® のコントロールと機能性が実現します。

シームレスな統合
DAW を他社のデジタル・コンソールと組み合わせる場合、そのコミュニケーションは通訳無しで外国にいるようなフラストレーションとなりますが、 ICON と Pro Tools|HD によりこのストレスは解消されます。ICON によって Pro Tools|HD を指先で操作でき、コミュニケーションが失われることはありません。しかも、お気に入りのアウトボード機器をワークフローへ追加できる自由度もあるため、サウンド・クオリティの妥協無しに究極のカスタム・ワークフローをクリエイトできます。

究極のリコール
ICON では、オーディオや MIDI 編集、ミキサー・コンフィギュレーション、プロセッシングやオートメーションなどすべてのプロジェクト・パラメーターをフル・リコールできるため、非常に複雑なセッションですら、わずかな時間で切り替え可能です。コンソール内の配置を素早くカスタマイズして、すべてのセッション要素へアクセス可能。 特定のタスク用にミキサー・コンフィギュレーションをテンプレートとして保存し、それをいつでも呼び出すことができるので、ワークフロー効率も劇的に向上します。

カスタム・フェーダー
カスタム・フェーダー機能により、コンソールをワークフローへ適合するようにカスタマイズし、ミキシング作業における比類無いコントロール性と、最高レベルのスピードを実現できます。この革新的な機能は、コンソール上のチャンネル・ストリップのバンクを、特定のタスクを扱うカスタマイズ可能な独立したコントロール・セクションとすることができます。トラックを自由な順序に並べたトラック・プリセットを作成して、どの段階でもリコールできます(同一トラックの複製も可能)。プラグイン・パラメーターはロータリー・エンコーダーへマッピングでき、フェーダーへマッピングすれば LARC スタイルのコントロールも可能です。コンソールの一部を、Pro Tools インターフェース内での配列とは無関係に、タイプや関連性に応じてグルーピングしたトラックで利用可能です。

比類無いオートメーション
ICON は、他のコンソールへ搭載された最先端のオートメーション・パッケージをも凌駕するオートメーション能力を提供する上、Pro Tools を超えたオートメーション機能をも実現しています。 Pro Tools 内のすべてをオートメーション可能であり、トラック・ボリュームやミュート、パンから全プラグイン・パラメーターまで、すべてのセッション要素のフル・ダイナミック・コントロールと完全なリコールを提供します。タッチセンシティブなエンコーダーとフェーダーによりオートメーションを正確にコントロールできるだけでなく、オートメーション・モードの実行や変更もサーフィス上から可能。すべてのオートメーション・データは、関連するオーディオへ正確に結合しているため、オートメーション情報を維持したままオーディオ・ファイルを自由に動かすことができます。

ソフト・キー
ICON コンソールには、Pro Tools のコマンドや機能、ツールへサーフィス上から素早くアクセスできる、カスタマイズ可能なソフト・キーが搭載されています。Pro Tools 上からマウスで選択するのでなく、オートメーション機能や編集コマンド、ツール選択、ウィンドウやトラックの設定、MIDI オプション、メモリー・ロケーション、コンソールの初期設定などを、ボタンを押すだけで呼び出すことができ、ソフト・キー・モードの関連機能は 6 ペアのストリップで表示可能。コンソールをソフト・キーでコンフィギュレーションすれば、ほぼすべての Pro Tools 機能をサーフィス上に用意できます。

サウンドの多様性
ICON では、内蔵されるEQやダイナミクス・プロセッサーへ限定されることはありません。業界でも最大規模のコレクションを誇るプラグイン・エフェクトへアクセスでき、コンソールのサウンドを瞬時に、しかも簡単に変容させられます。ビンテージ・アナログ・ハードウェア・プロセッサーや、見事にリクリエイトされた著名なコンソールの EQ やダイナミクスから、最先端の様々なクリエイティブ・プロセッサーに至るまで、ICON をクラシックなアナログ・コンソールのサウンドにも、全く独自のサウンドにすることも可能です。

音楽に ICON を活用
ICON は、レコード・エンジニアをアーティスティックなルーツへと回帰させ、最初のボーカル・テイクから最終ミックスに至るまで、創造性の実験や探訪により完璧なミックスを実現するための自由を提供します。業界でも最大規模のサウンド・プロセッシング・プラグインやバーチャル・インストゥルメントを、コンソールからダイレクトに操作可能。過去のミックス・ステージや設定を即座に呼び出して、変更したり新しい試みを行うことができます。コンソール上に用意された包括的なオートメーション機能を活用することで、セッションの動きを維持できます。カスタム・フェーダー機能により、類似の、あるいは関連トラック(リズム・トラック全体や楽曲のコーラス部分など)を、コンソール上の好きな場所で素早くミックスすることもできます。お気に入りのアナログ及びデジタル・アウトボード機器も、完全なディレイ補正のもとでインサートできます。

ポスト・プロダクションに ICON を活用
クライアントの要求と締め切りの厳しさが増す昨今において、ICON はポストプロダクションに体系的なワークフローと、複数のプロジェクトを自在に扱える自由度を提供します。これにより、ミックス内のクリエイティブなオプションを追求するために、より多くの時間を解放することができます。コンソール 1 台で、複数の Pro Tools システムによる膨大なトラック数のコントロールとナビゲートが可能。直前のピクチャー変更にも、即座にオーディオとオートメーションを再確認できます。 Avid® ビデオ・ワークフローとダイレクトに統合することで、比類無い効率が実現します。触知による正確さでステレオまたはサラウンド・フィールド内のあらゆる場所で複数のステムをミックスし、サウンド移動させます。ダイレクト 9-pin マシン・コントロールによるトラック・アーミングやトランスポート機能も活用できます。

ICON によりプロジェクトを、そのサイズや複雑度を問わず、簡単に扱うことが可能です。