

東京・早稲田に開設された音響空間、Artware hub。サウンド・システムの中核を担うVENUE | S6L
36.8chのスピーカー・システムが常設され、Flux SPAT Revolutionによって、あらゆるイマーシブ・オーディオ・フォーマットに対応する
伊藤 圭一 氏
VENUE | S6Lは、24フェーダーのS6L-24D、エンジンはE6L-192、ステージ・ボックスはStage 64という構成
膨大なオーディオ回線をハンドリングするために導入されたPro Tools | MTRX
「これだけのシステムですが、主に操作するボタンは4つだけなんです。VENUE | S6Lの音を出すか、SPAT Revolutionの音を出すか、サブ・コンソールの音を出すか、ビデオの音を出すか、この4つしかない。事務局の人しかいなくても、ビデオの音を簡単に出せる設計になっています」(伊藤氏)
施設が完成して以降、さまざまなイベントやレコーディングで使用されているArtwarehub。伊藤氏は「梯郁太郎さんの理想がすべて反映された、本当に稀有な空間」と語ります。
「イマーシブ・オーディオに対応して、最新の映像設備や照明設備が整ったこれだけの施設は、世界的に見ても珍しいのではないかと思います。しかもこれだけの施設でありながら、すべての人に門戸が開かれている。これは本当にすごいことで、我々はこんな施設を遺してくれた梯郁太郎さんに感謝しないといけませんね」(伊藤氏)
梯 郁夫 氏 と 伊藤 圭一 氏
システムインテグレーションを行ったロックオン・プロによるシステム詳細解説Web記事も併せてご参照ください。
Artware hub KAKEHASHI MEMORIAL 様 / レジェンドの描いた夢が実現する、全方位型36.8chイマーシブステージ