数多くの賞に輝くニューヨークのポストプロダクション、Gigantic Studiosは、サウンド・ミキシングとカラーコレクションの両方を実現可能なスタジオを増築しました。床がスライドしてピットが現れ、2台のAvid Pro Tools | S6コンソールを装備する部屋では、エディターとクライアントがどちらも、遮るものなくスクリーンを見ることができます。
このプロジェクトは、Giganticの共同設立者であり、2度のエミー賞受賞歴を誇るリレコーディング・ミキサー、サウンド・エンジニアのTom Paul発案によるものです。

サウンド・ミキシング・モード時、部屋は、5.1、7.1、Dolby Atmos®対応、2オペレーターの大規模なフィルム用サウンド・ミキシング・スタジオになります。Grimani SystemsのカスタマイズAlphaスピーカーと4台のGrimani Systems Delta 18インチ・サブウーファで構成されるスクリーンチャンネルは、非常にタイトでパワフルなLTEチャンネルを創り出します。サラウンド・チャンネルと垂直方向チャンネル用は、JBL 9300です。
Giganticの特長は、リレコーディング・ミキサーが、プロデューサーの視線を妨げることなく、コンソールの前に立つことができるということです。立ったままミキシング行うというアイディアは、一年間、Giganticで映画編集をしたWalter Murchから発想を得たものですが、解放的であると証明されています。Paulは最近のインタビューで、ProSound Newsに次のように話しました。「踊りまわることもできます。音楽からダイアログへ移り、リバーブへ。活力にもなる全く新しいフィジカルな要素、体の動きをミキシングにもたらすことができるのです。」

Gigantic PostはPaulが、Gigantic Studiosの共同創立者でもあるGigantic PicturesのBrian Devineと手を組み2006年に生まれました。ニューヨークのポストプロダクション分野で最も人気の高いチームと言われる彼らのスタジオは、3つのミキシング・ステージを装備します(内1がDolby Atmosに対応。フォーリー室、アフレコ室、DIシアター、カラーグレーディング編集室、編集室(5部屋)、機材室、オフィス、インハウスのポスト監修、膨大なサウンド・ライブラリ。)

スタジオの基幹であるS6コンソールについて、Paulは導入した理由を明確に述べています。「S6は、Avidのフラッグシップ製品です。その素晴らしいコンソールに、シンプルに夢中なんです。動く波形、VCAフェーダー、VCAスピル、カスタム・レイアウト、フィールとルック。とにかく魅力的です。」
ここでは、自分のこととして考えます。数十年にわたり、文字通り、繰り返し一緒に仕事をしてきた常連の顧客がいます。最初は、芸術性を求めました。やり方はただ1つ、“うまくやる”、それだけです。人々はここに、素晴らしいサウンドの映画を持ち帰ることができると思って来るのです。
TOM PAUL、GIGANTIC共同創立者、リレコーディング・ミキサー、サウンド・デザイナー

ここ数年、『ビック・シック』、『ラッカは静かに虐殺されている』、『カルテル・ランド』、『ザ・スクエア 思いやりの聖域』、『パーティクル・フィーバー』、『The Wolfpack』等の音響担当として、Paulは実績を重ねてきました。ブーム・オペレーターとして業界で働き始めた彼は、1991年にプロダクション・ミキシングへ移り、その3年後、ポストプロダクションに移りました。初期の担当作品には、アカデミー賞受賞『フォッグ・オブ・ウォー マクナマラ元米国防長官の告白』や『未来を写した子どもたち』等が含まれます。
Giganticにおいて、PaulとBrianは、独立系映画製作会社にも最先端の場所を提供することを目指しているとPaulは言います。「デジタル革命により、それは可能です。これまでも、利用可能なツールを使って、物事を合理化し、素晴らしい体験を提供してきました。」