エディ・ハミルトンは、あなたの良き指導者ですか?
間違いなく、エディは素晴らしい指導者であり、これからもずっとその関係性を続けたいと願っています。彼の仕事でなかったら、そして彼が私を信じ、信頼してくれていなかったら、これらのどのプロジェクトにも携わることはなかったでしょう。多くの機会を与えてくれた大恩人であり、感謝してもしきれません。
エディは世界トップクラスのエディターです。そのような人たちから学ぶことは尽きません。彼は、クリエイティブな面のみならず、アシスタントにはとてつもなく貴重な財産となる技術的知識も膨大です。常に最新の技術と最新バージョンのAvidの使用を望み、UHDメディアと5.1サウンドを使った編集で限界を広げようとします。それが、アシスタントしての知識や経験をさらに深めてくれます。
エディは、時間がある時にはシーンの編集をするよう、いつもアシスタントに勧めます。1日1シーンの編集を提案してくれますが、現実的には、一日の終わりに自分で時間を作らない限り、アシスタントにそんな時間はありません。エディは、アシスタントが空き時間に編集した短編映画プロジェクトを見て、フィードバックをしてくれます。
非常に協力的なエディは、作業のあらゆる段階で、映画についてアシスタントの意見を常に求めてきます。映画にとってベストを求める彼は、アシスタントの意見もすべて検討してくれました。そこから学ぶことは尽きません!

優れたエディターと仕事をすることで、編集作業について見方が変わりましたか?
間違いなく変わりました。そもそも私がアシスタント・エディターになりたかったのは、世界レベルのエディターと仕事をして、彼らから学ぶためでした。小さなプロジェクトの編集を続けることもできましたが、もっと広い視野で見ると、創作的にも、技術的にも、政治的にもはるかに優れたエディターになれると思いました。
以前編集していた時には、できるだけタイトで洗練されたアセンブリにしようと、フィードバックや修正の余地を残すことのない、杓子定規なやり方をしていました。今では、編集は、トライアンドエラーが奨励されるべき作業であると理解しています。重要なのは、シーン毎のペースではなく映画全体のペースに注意して、全面的なシーンの再カットや、映画の構成の変更を恐れないことです。瞬間を強調するツールとして、クローズアップは控えめに使うこと、ショットをカットせずにそのままにすべき時、どのように音楽、音響、VFXを挿入して、監督のビジョンに合ったトーンやスタイルを作るかなどを学びました。映画制作は、実際に共同作業で、さまざまなスキルを持つ大規模なチームで作業する時、より良い結果を生み出すことができます。
7本の長編映画に携わっていますが、作品ごとに仕事のやり方を変えますか?それとも使う基本技術がありますか?
どの映画も唯一無二であり、異なるアプローチが必要です。担当するエディターごとにやり方が違い、ワークフローは常に変化します。アシスタントは全員、『キングスマン』でエディと仕事をしたチームだったし、エディには確立された仕事のやり方がありましたが、『ミッション』では、若干の変更を加えました。というのも、UHD Avidメディアで作業し、フィルムに撮影して、3Dポスト変換を行っていたからです。これらの要素はすべて、ワークフローを変える必要性を生み出しますます。
エディがどのようなデイリーを好むかは、ほとんど変わらないものの、この作業は常に進化しています。デイリー作業に改善の余地が見えたら、やり方を変えました。私たちは常に、より早く、より効率的に作業する方法を探しています。各プロジェクトの最後に、エディは改善できる点はないかと全員に尋ね、私たちは次の映画でその提案を実践します。
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