FirstOntario Performing Arts Centre、 Avid VENUE ライブサウンドシステムを導入

東京 , 2016/01/27

~新しい複合劇場施設が、業界標準ワークフローと比類ない柔軟性、 拡張性そしてパワーにより、VENUE | S6L 及び S3L-Xシステムを選択~

Avid® (NASDAQ: AVID) は、カナダのセント・キャサリンズにある新しい最先端劇場施設FirstOntario Performing Arts Centreが、 Avid Everywhere™ のライブ・ミキシング・ワークフローを採用し、多用途性、モジュール性、携帯性から最先端のAvid VENUEライブサウンド・システムを導入したと発表しました。新施設のオーディオおよびビデオ設備の導入を担当するシステム・インテグレーターのWestbury National Show Systems社と共に、FirstOntario Performing Arts Centreは、業界普及度と幅広い性能要件への対応能力から、VENUE | S6LVENUE | S3L-Xシステムを選択しました。

FirstOntarioのオペレーション・マネージャーのデイビッド・ラペレ(David Rapelje)氏は次のように語ります。「劇場へ来るアーティストのニーズを考えることと、アーティストとツアー・スタッフのためにできるだけ簡単なセットアップを作ることを基本に、システム選定を行いました。演者の側では、このようなタイプの施設へ出入りする経験を持つ何人かの業界関係者に連絡しました。私が探していたのは、業界標準の使い易いもの、そして長期的な拡張性を備えたものでした。この先を見越した拡張性こそ、Avidコンソールで特に気に入った点です。過去のライダー(?)を100以上を調べましたが、何度もVENUEが使用された実績を見た時、私たちはVENUEに選択することが正しいと確信しました。」

FirstOntario Performing Arts Centreは、4つのホールからなる95,000平方フィート(約8,800㎡)の最先端複合文化施設です。2015年秋にオープンした同施設では、芸術、企業、コミュニティのイベント、会議等を含み、年間600以上のイベントが催されています。コミュニティのホールとしての役割以外にも、ブロック大学が施設を利用し、日々、500人以上の学生が、リハーサル、公演、トレーニングに施設を使用しています。施設は、20人の常勤スタッフ、70人の非常勤スタッフに加え、数百人ものボランティアで運営されています。そのため、直感的で使い易いライブ・システムを導入することが重要でした。

「ここのチームは、SC48とProfileシステムを長年使用してきたので、VENUEのワークフローは、みんな、良く知っていました」とFirstOntarioのオーディオ・テクニカル・エンジニアのロブ・ロビンズ(Rob Robbins)氏は話します。「S6Lへの切り替えは、カスタマイズできるレイアウト、コンソールの人間工学的デザイン、タッチスクリーン操作によって、ものすごく簡単だと皆言っていました。確かに、タッチスクリーンの中のユニバーサル・ビュー機能は、実際に使うまで必要だと思わないけど、一度使うと、他のコンソールでは一体どこにあるんだと考える機能の1つです。」

Avidのシニア・バイスプレジデント兼ワールドワイド・フィールド・オペレーション担当のジェフ・ロシカは話します。「FirstOntarioのような劇場施設では、観客と演者の両方に最高のライブ・サウンドを届けるために、あらゆるパフォーマンスに対応できるパワーと柔軟性を持つライブ・サウンド・システムが不可欠です。Avid Everywhereのライブ・ミキシングとレコーディング・ワークフローのパワーを活用するVENUE | S6L及びS3L-Xライブ・サウンド・システムは、幅広いパフォーマンスのミキシングにFirstOntarioが必要とする比類ない柔軟性、拡張性、パワーを提供します。」

780席以上の見やすい客席とワールドクラスの音響効果を有するPartridge Hall(パートリッジ・ホール)は、FirstOntario Performing Arts Centreのメインホールです。そのため、最高レベルのパフォーマンスを届けるライブ・サウンド・システムの導入はとても重要でした。同施設では慎重に考慮した結果、最高の音質、高性能の処理パワー、モダンなワークフローから、VENUE | S6Lシステムを2台導入しました。

「2人のオペレーターが同じコンソールで作業できるというのは、驚くばかりです」とロビンズ氏は続けます。「例えば、2週間ほど前、ナイアガラ交響楽団の公演があったのですが、最終段階での変更がたくさんありました。そこで、一人のサウンドマンがパッチ作業して、チャンネル名を入力、70+のインプットを補正している一方で、私はコンソールの反対側で、ステージ・モニターを作動、EQを開始しました。同じコンソールを2人で使えなかったとしたら、全てが止まってしまっていました。ここでは、ロックコンサートを行った次の日にバレーやダンス、そのまた次の日は交響曲の演奏会と、とても厳しいスケジュールでやっています。この機能だけでも、大変助かっています。」

FirstOntario Performing Arts Centreは、その他の3つのホールのサポートにVENUE | S3L-Xシステム2台を選択しました。コンパクトなS3L-Xは使い慣れたVENUEと同じワークフローを提供します。チームは、必要な時に簡単にシステムを移動して、繋げることができます。

「S3L-Xは小さなコンソールですが、極めて万能かつパワフルです。システムを簡単に移動して、直近のイベント用に構成、必要に合わせてI/Oを変えられる能力は、とてつもなく大きい」とWestbury National Show Systemsのシステム営業担当Paul Forbes氏は言います。「これらのシステムを見れば、Avidがライブ・サウンド技術を進化させているのは明らかです。この新しいプラットフォームを今後どのようにしていくのか、実に楽しみです。」