Avid、MediaCentralプラットフォーム対応の 相互運用可能なオープンIPワークフローを公開

NAB (ブース#SU902)、ネバダ州ラスベガス, 2016/04/16

~ Avidは、ファイル及び信号ベースの集中型ワークフローに対応する 統合プラットフォームを提供し、ネイティブIPインフラストラクチャにおける 業界リーダーシップを実証 ~

Avid® (NASDAQ: AVID) は本日、ファイルおよびライブ信号ベースの集中型メディア・ワークフローに対応する統合環境の提供と、Avid MediaCentral™ PlatformにおけるリアルタイムIP信号のサポートにより、メディア業界のIP移行を加速する計画を発表しました。NAB 2016のAvidブース(#SU902)における技術発表では、ネイティブIPベースのワークフローに加え、ハイブリッドSDI/IPワークフローのデモを行います。ハイブリッドSDI/IPワークフローでは、メディア会社が、標準的なITインフラを活用しながら、独自ペースでIP移行を実施することができます。

業界トップのファイルベース・ワークフロー対応プラットフォームAvid MediaCentralは、標準IPネットワーク上で、プロフェッショナル品質のオーディオ・ビデオ・ストリームの配信を実現する新たなオープン技術標準にサポートを拡大します。Avidツールおよびインフラストラクチャに加え、成長するエコシステムに含まれるパートナー・ソリューションを統合するAvid MediaCentral Platformの機能更新により、メディア・コンテンツの作成と配信の全分野において、自動化したコンテンツの流れを調整することができます。ファイルベース・ワークフローをライブ信号ベース・ワークフローと統合して、Avidはメディアのバリュー・チェーン全体の完全デジタル化を目指し、俊敏性や効率性を新たなレベルに高めながら、新たなワークフローの開発を可能にします。

Avidのプラットフォームおよびソリューション担当バイス・プレジデントであるティム・クラマンは話します。「メディア企業は、従来、施設内または施設間で信号を移動する従来型のベースバンド技術によって、ライブ信号からファイルベース・コンテンツを分けてきました。しかし、老朽化するSDIインフラストラクチャは、コスト高であり、柔軟性に欠けます。IPで稼働するAvid製品とIPストリーム・ベースのワークフローにMediaCentral Platformのサポートを拡大して、お客様が必要とする操作の俊敏性と効率性を向上します。今年のNABでの技術デモでは、Avid Everywhere™ビジョンを拡大し、市場におけるリーダーシップを示すエキサイティングな移行の第一段階について説明します。」

最大規模のメディア企業は、膨大な量のプロフェッショナルのオーディオやビデオデータをリアルタイムで転送するのに、同軸ケーブルやSDI信号といった専用技術を使い続けています。しかし、近年の急激な技術進化によって、標準的なIPネットワーク上でプロフェッショナルのオーディオ・ビデオ信号を送ることができるようになり、業界は、SDI等の専用技術からシフトしています。IPの採用は、UHDやHDR等の最新イメージ・フォーマットへの移行を容易にし、業界をフォーマット非依存のインフラストラクチャへと導きます。

Avidは、IPの移行戦略を練り、その戦略を最大限に活用する目的で、Avid Customer Associationメンバーと共同で市場調査を実施しました。MediaCentral Platform全体にオープン技術標準を導入することに加えて、Avidは主要な業界グループのお客様と協力して相互運用を促進し、革新的な新ワークフローを可能にします。また、Avidは今後リリースするバージョンにIPインターフェースを追加して、これまでSDI信号インターフェース(インジェスト、送出、編集、グラフィックス等)を提供していた既存ソリューションを強化し、お客様が現行のオペレーションを中断することなく、自己のペースで移行する選択の自由を提供します。

NAB 2016におけるIP技術発表の主要点

Grass Valley およびSonyを含むパートナーと相互運用可能なIPワークフローをデモンストレーション

Media Composer 等、これまでSDI 信号に対応してきたAvid製品向けIPインターフェイスを紹介

MediaCentral プラットフォームにおける、IP信号対応のオープン、非依存、標準ベース・アーキテクチャを発表

最近加入したAIMS Allianceを含むオープン技術標準、業界連合のサポートを発表

販売について

Avidは、間もなく、Avid MediaCentralプラットフォームの更新に加えて、様々な製品の商業リリースを発表します。